今回はTensorArtのインペイント(inpaint)機能を使ってイラストを部分的に描き直したお話です。
インペイント機能を使うと、生成したイラストの気になる部分だけを再度、描画させることができます。うまく使えるようになると、とっても助かります。
せっかく綺麗なイラストが生成されたのに、
など、残念な想いをしなくてよくなる(かもしれない)ので、参考にしてみてください。
TensorArtのインペイント(inpaint)機能の使い方
今回は胸が露出してしまったイラストを修正します。

修正後に作品を仕上げています。以下の記事もぜひ目をとおしてくださいね。
インペイント(機能)を起動する
TensorArtのインペイント機能の起動方法は、Web版とアプリ版で異なります。

修正部分をマスクする
修正したい部分をスタイラスペン、マウス、指で塗りつぶします。
Web版のほうが少し塗りやすいですかね。

範囲を塗ったら「確認」ボタンを押します。
アプリ版は「確認」ボタンのラベルが、なぜか中国語?になっています。
プロンプトを調整する
次の画面では再描画のためのパラメータを設定しますが、このままでは同じ絵が生成されます。
今回の場合は胸を隠したいのでネガティブプロンプトに胸の露出を指定して、胸が露出しないように指示してみます。
ところで胸の露出しないネガティブプロンプトってなんだろう。
ChatGPTに聞いてみました。
胸が出ないネガティブプロンプトはなんでしょう
ChatGPTの回答は以下の通り。
胸が出ないようにするネガティブプロンプトとして、以下のようなワードを設定すると効果的です。
Negative Prompt (to avoid exposed chest):
• cleavage, exposed chest, revealing outfit, deep neckline, low-cut dress, open front, exposed skin, bare shoulders, transparent fabric, tight dress, swimsuit, lingerie, nude, semi-nude, erotic, suggestive, sensual pose
これらをネガティブプロンプトに追加することで、胸元が隠れた衣装やポーズになりやすくなります。特に “deep neckline”, “low-cut dress”, “exposed chest” などを指定すると、ドレスや衣装の露出を抑えるのに役立ちます。
ChatGPT先生、さすがです。
とりあえずChatGPT先生の回答の言葉は全てネガティブプロンプトに指定しました。
cleavage, exposed chest, revealing outfit, deep neckline, low-cut dress, open front, exposed skin, bare shoulders, transparent fabric, tight dress, swimsuit, lingerie, nude, semi-nude, erotic, suggestive, sensual pose
アプリ版では以下の赤枠の部分に設定します。

他のパラメータは変更しませでした。
修正を実行する
ネガティブプロンプトを指定されたら画面下方にある「オンラインで生成」ボタンを押して、画像が生成されるのを待ちましょう。
思ったとおりに生成されたら終了です。
残念ながらうまくいかない場合もあります。指の変形などは何度か繰り返さなければなりませんでした。
修正するものによってはうまくできない場合もあるかもしれません。
最後に
今回はTensorArtのインペイント(inpaint)機能で生成された画像を再描画する方法を解説しました。
残念ながらうまくいかない場合もあるようなので、うまくいけばラッキーぐらいのつもりで試してみましょう。何度かやってみるとうまく行くこともあります。
画像の一部が崩壊して諦めていたものが救済できる場合もありますので、ぜひ試してみてください。
もっとよいやり方をご存じの方、Web版でのやり方をご存じの方は、コメントで教えていただけると嬉しいです!
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